
家計管理の第一歩は、難しい家計簿をつけることではありません。
まずやっていただきたいのは、次の4つを、それぞれ1種類ずつにまとめることです。
日常で使用するクレジットカードは1枚に。
入金・出金用の口座を1つに。
取引用の口座を1つに。
メールアドレスは1つだけ使用する。

「複数持っていた方が便利では?」と思う方も多いのですが、実はカードや口座の種類が増えるほど、管理は複雑になっていきます。今どこにいくら入っているのか、どのカードで何を払っているのかが分からなくなり、結果として無駄な出費や、使っていないサービスの年会費を払い続けてしまう、といったことが起こりやすくなります。
同じ会社(グループ)でまとめる2つのメリット
さらに一歩進めるなら、銀行口座・証券口座・クレジットカードを「同じ会社(同じグループ)」でまとめることをおすすめします。理由は大きく2つです。
メリット1:管理のしやすさが格段に上がる
同じグループのサービスは、1つのアプリやIDでまとめて残高・利用明細・資産状況を確認できることがほとんどです。口座やカードごとにログインし直す手間がなくなり、家計全体の状況が一目で把握できるようになります。
メリット2:グループならではの特典が受けられる
同じ金融グループでまとめることで、次のような特典を受けられる場合があります。
- 振込手数料が無料になる:同じ銀行・同じグループ宛の振込は、多くの金融機関で無料になります。
- 普通預金の金利が優遇される:銀行と証券口座を連携させることで、普通預金の金利が優遇される仕組みがあります。楽天銀行と楽天証券の「マネーブリッジ」では、2026年2月1日より1,000万円以下の部分について年0.38%の優遇金利が適用されています。住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」でも、同様に金利優遇の仕組みが用意されています。
- 資金移動が自動化される:銀行口座と証券口座の間で資金を自動的に移動してくれる「スイープサービス」を提供している金融機関も多く、入出金の手間がかかりません。
- ポイントが貯まりやすくなる:投資信託の保有額や取引に応じてポイントが貯まる仕組みもあり、貯まったポイントを買い物や投資に再利用できます。
複数のカードや口座を持つこと自体が悪いわけではありませんが、種類が増えれば増えるほど、それぞれの管理にかかる手間も比例して増えていきます。年会費の見直し漏れ、使っていない口座の放置、パスワード管理の煩雑化など、良いことよりも負担が大きくなってしまうケースの方が多いというのが実感です。

複数のカードや口座を持つこと自体が悪いわけではありませんが、種類が増えれば増えるほど、それぞれの管理にかかる手間も比例して増えていきます。年会費の見直し漏れ、使っていない口座の放置、パスワード管理の煩雑化など、良いことよりも負担が大きくなってしまうケースの方が多いというのが実感です。まずは1つに絞り込むことから。家計管理を始めたい、あるいは見直したいと思ったら、まずは今お持ちのカード・口座・メールアドレスを一度洗い出し、1つに絞り込むところから始めてみてください。それだけで、日々の管理はぐっと楽になります。
迷ったらこの王道2パターンがおすすめ
楽天カード × 楽天銀行 × 楽天証券
楽天経済圏でまとめる王道の組み合わせです。楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」で普通預金の金利が優遇されるほか、カード利用や投資信託の保有で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天市場での買い物や投資にも使えます。ふだんから楽天のサービスをよく使う方に特に相性の良い組み合わせです。
三井住友カード × 住信SBIネット銀行 × SBI証券
住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」でSBI証券との資金移動が自動化され、投資と日常のお金の管理がスムーズにつながります。三井住友カードはVポイントとの相性が良く、SBI証券でのポイント投資にも活用できるため、投資を軸に据えたい方におすすめの組み合わせです。
【参考文献】
本記事の内容は、「リベラルアーツ大学」の情報を参考にさせていただいております。家計管理を学ぶ際にまず参考にされる方も多い、非常に有益な内容ですので、ぜひ併せてご覧ください。
- ・リベラルアーツ大学(サイト):https://liberaluni.com/
- ・リベラルアーツ大学(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UC67Wr_9pA4I0glIxDt_Cpyw
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軟骨先生
2級FP技能士 / 独立系ファイナンシャルプランナー
会計事務所に所属し、法人会計・個人会計・法人労務など幅広い分野を担当。特定の金融機関や保険会社には属さない独立系FPとして、中立な立場からアドバイスを行います。まず大切にしているのは「家計の管理」をしっかり整えること。そこから始めることで、本当に必要なものが見えてきます。
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